パパイヤの栄養素と健康効果

パパイヤに含まれる主な栄養素の働き 

ビタミンA 髪の健康を保つ、夜盲症、視力の低下を防ぐ、肺・気管支などの呼吸器系統の病気の感染に対して抵抗力をつける、皮膚や粘膜を正常に保つ、生殖機能を維持します。
ビタミンB1 質を分解する酵素を助け、エネルギーに変えます。ビタミンB1が不足すると、糖質のエネルギー代謝が悪くなり、疲れやすくなったり、さらには手足のしびれ、むくみ、動悸などの症状がでます。
ビタミンC シミなどの原因であるメラニン色素の生成を抑える働きがありま す。さらに、ハリのある肌のためのコラーゲン生成に不可欠。ウィルスなどの病原菌が体内に侵入したときに闘う白血球の働きを助けます。
ビタミンE 別名「若返りのビタミン」と言われています。その抗酸化能力で老化の原因と考えられている過酸化脂質が作られるのを防いだり、自律神経に働きかけることで血行を良くします。
カルシウム カルシウムはミネラルの中でも最も多く体内に含まれており、骨や歯をつくっている栄養素です。
マグネシウム 酵素の働きを活性化し、筋肉の収縮を促すという生理作用により狭心症、心筋梗塞、不整脈、といった心臓病や高血圧を予防したり、神経の情報伝達にかかわり、神経の興奮を鎮める働きも知られています。
セレニウム 抗酸化作用はビタミンEの約500倍と言われ、ガンを予防する、動脈硬化が引き金となる心筋梗塞や脳卒中を予防する、血行障害や更年期障害を改善するなどの効果があると期待されています。過酸化脂質を分解するときに働く楮の重要な成分となり、活性酸素の害からからだを守る働きがあります。
β-カロテン 体内でビタミンAに変化してビタミンAの働きをします。また抗酸化物質として体が酸化されるのを防ぎ、生活習慣病を予防します。油に溶ける性質で、油で炒めたり、ゴマ和えにすると吸収されやすくなります。動脈硬化や心筋梗塞の予防に。
β-クリプトキサンチン 発がん性物質や活性酸素が正常な細胞を攻撃したときに、強力なバリアーの役割をはたし、攻撃から守ってくれます。粘膜の強化や抗酸化作用、癌への効果・効能が期待できます。
リコピン トマトに含まれていることで有名です。リコピンの抗酸化作用はβ-カロテンの約2倍にあたり、癌や動脈硬化の予防が期待できます。
ゼアキサンチン 活性酸素を消去する働きあります。紫外線などから網膜の酸化を防ぐため、視力低下、白内障、緑内障などの予防と改善に効果があると言われています。脂溶性成分で脂肪と一緒にとると効果的に吸収します。
ポリフェノール 体内に摂取、蓄積された悪玉のLDLコレステロールの酸化を阻害し、高血圧、動脈硬化および動脈硬化を原因とした脳血管障害、心臓病を予防します。またO-157にも効く優れた抗菌作用、抗腫瘍作用、虫歯菌の増殖を抑える作用、血糖値を下げて糖尿病を予防する作用などがあります。
ペクチン 植物の細胞壁の構成成分として、セルロース等他の成分と結合して、植物細胞をつなぎ合わせる「セメント」の働きをしている天然の多糖類です。整腸作用があり、下痢や便秘を予防する効果があります。また血液中のコレステロール、なかでも悪玉と呼ばれているLDLを下げる働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病にもよい効果を上げるといわれ注目を集めています。
パントテン酸 体内ではコエンザイムAという補酵素の一部として働き、ビタミンB5とも言われています。他のビタミンB群同様に糖質・脂質・タンパク質の代謝に関わっています。副腎の機能を助け、抗ストレスの働きをしたり、善玉コレステロールを増やし心臓や血管の病気の予防に役立っています。
サポニン さまざまな生理活性作用があり、血管についたコレステロールを除去したり血中脂質を低減させたりする働きがあることが明らかになっています。体内で血栓をつくるもととなって動脈硬化を進める過酸化脂質の生成を抑制します。
ベンジルグルコシノレート 滋養強壮などの効能で知られているアンデス原産のマカという植物に含まれる有用成分で、滋養強壮や成長ホルモン分泌の促進、更年期障害の緩和などが挙げられます。また成長ホルモンの分泌を促進する作用がある為、積極的に摂取すればこれらの老化現象もある程度は予防できるのではないかと考えられています。
葉酸 ビタミンB群の仲間で、主な働きは赤血球の形成・成熟ですが、その他にも生体の組織形成や細胞の発育機能正常化などにも欠かせない栄養素です。タンパク質や核酸の合成に必要な成分で細胞分裂を活発にする働きがあります。
イソチオシアネート 抗菌、抗炎症作用があり、体内で痛みのもととなる「ヒスタミン」を分解し、痛みを緩和する作用がある為、腰痛、肩凝り、眼精疲労にも効果的と言われています。含有量は、ブロッコリーと同等、またはそれ以上とも。
スーパーオキシドジスムターゼ 体内で出来すぎてしまった活性酸素を除去する酵素です。活性酸素が過剰に生成されると、生活習慣病やガン、アトピーなどの他、シミやシワの原因ともなります。
カルパイン 細胞内タンパク質の切断により細胞や生体を調節する酵素です。その機能不全により筋ジストロフィーや胃腸疾患などを発症することが分かっています。
カロチノイド 野菜などの植物が持つ赤、橙、緑、黄色などの天然色素の総称、βカロチン、アルファカロチン、リコピン、ゼアキサンチン、ルティン、アスタキサンチンなどが代表的。抗酸化作用などが期待できます。

パパイン酵素=バイオ・ノーマライザー