パパイン~パパイアのプロテアーゼ

パパイン(papain)


パパインは、パパイア(パパイヤ)に含まれる、植物酵素です。

食物の3大栄養素は、蛋白質(たんぱくしつ)・ 炭水化物(糖質)・脂質(しぼう)です。

3大栄養素のそれぞれを分解する酵素が
  1. たんぱく質分解酵素「プロテアーゼ」
    4種類あるプロテアーゼの中の、システインプロテアーゼに分類されます
  2. 脂肪分解酵素「リパーゼ」
  3. 糖分分解酵素「アミラーゼ」
です。

驚くことに、パパインは、3つの分解酵素(消化酵素)のすべてを含んでいるのです。

パパイン酵素は、食品との相性も良く、肉料理などの高タンパク質の食品を食べる時、特に効果的に作用します。

また、皮脂等の頑固な汚れを取り除く衣料用洗剤や、油汚れによく効く食器洗剤として、有名ですし、古くは絹糸をなめしたり、革製品の軟化剤、柔軟剤に使用されています。

パパインが存在するのは、未成熟のパパイア=グリーンパパイアのみです 

 

ただし、パパインは、完熟したフルーツとしてのパパイアには、ほとんど、含まれていません。
缶詰のパパイアも、パパインはありません。

ですので、「パパイヤ果実がパパインを豊富に含む」というのは、大きな間違いです。



完熟パパイアの果汁は
キウイフルーツの15分の1以下、
パインアップルの20分の1程度の
プロテアーゼ活性を示すにすぎません。

つまり、舌苔の原因のたんぱく質を
分解してくれるほどの、プロテアーゼは
含んでいないということです。






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パパイアの未熟果は、沖縄などで野菜として販売されています。 
このグリーンパパイアの果皮に傷をつけると、白色の乳液状のものが流れ出ますが、この中に、食物酵素のパパインが豊富に含まれています。

食物酵素は、タンパク質の一種で、熱に弱い物質です。
ほとんどの食物酵素は42~48度で活性を失います。

南国の果物は、比較的、酵素活性温度が高く、キウイフルーツの場合、40℃から60℃の間でも酵素が活性します。
しかし、グリーンパパイヤに含まれるパパインは、なんと、100℃の温度でも酵素活性を失わないのです。
グリーンパパイヤに含まれるパパイン酵素は、医薬品指定されています。
つまり、医薬品として認められるほど効果が強力ということです。
そのため、医薬品外のサプリメントにパパインを含んで販売することは薬事法で禁じられています。

グリーンパパイヤをサラダなどにして直接摂取している沖縄の人たちも、
パパイヤを常食すると胃腸障害を起こすことを心得ており、多量に食べることはありません。


パパイン酵素が肌の老化角質(タンパク質)や、体臭の元を優しく分解するので、入浴剤や洗顔液には使用されていますね。

湯舟でマッサージするだけでお肌がツルツルになり、体臭を減らし皮膚を清潔にします。

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